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先生の笑顔を思い出す、3年4ヶ月と18日が経った今。

過去をあらゆる方法で引き出して、シワをとって、綺麗にして、眺める。呆ける。

呆けた私の顔は何色だろう。それを誰が教えてくれるのだろう。

あなたは間違っていますよ、そんなことをしても無意味ですよ。仕方のないことですよ。これ以上何ができます。もう終わったことですよ。どうにもならないのですよ。

わかっている。そんなことは、とうの昔にわかっている。

新しい男の人の写真を見る。鼻と口を隠して、目だけを見る。先生と同じ目を。

あなたは間違っていますよ。あなたのやっていることは失礼ですよ。その人を傷つけますよ。加害ですよ。何も生み出しませんよ。

知っている。そんなことは、とうの昔に知っている。

私は仕方がないんです。溢れて仕方がない。仕方がないんです。

嘔吐した汚物をその度に新品のコップに入れて、すました顔で飲むんです。

先生がいなくなった孤独を。大野先生がいなくなったその孤独を。私は飲むんです。

原型がわからなくなったそれを。知らないふりをして、飲むんです。

仕方がないんです。どうしようもないのです。

どうぞ糾弾してください、先生。

私を救うことができるのは、先生からの否定だけです。