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先生、先生が私の世界にいなくなってから、2年が経ちました。

私、小説1本完成させたんです。

今年は夏に入院しませんでした。初めてです。

今年の最初に私を愛していたらしい男性は過去形になって、もぬけの殻になり私の世界から死んでしまいました。生き返ることも、生かすことも私はもうしないでしょう。しかし裏切られたなんて微塵も思いません。

そんな些細な不幸、私には必要ないのです。約束が破られても、馬鹿らしいと思っても、それらは私になんの傷も残せません。

私は先生を好きになった不幸以外受け入れることはないのです。

先生のまたいつかどこかで会えますよ。という言葉以上に私が苦しくなることは未だこの世にはないのです。

先生は今どこに居てどこに行けば、またいつかどこか。というものはどこにあるのでしょうか。あったとして、私の足は固まって全身で逃げます。もしくは遠くから見つめてその場で泣き崩れます。

私は先生の目の前に居てはいけない。私がこんなブログに2年経った今も忘れられず書き続けている病的な人間を、先生の前に晒してはいけない。

私の事なんて忘れているでしょうけれど、もし頭の片隅に残っているなら、はやく風化して欲しいと願います。

まだ先生が私の夢に出てくるんです。先生は一度、悪夢の記録をしていた研究者が狂ったなんて話を、三角コーナーのような部屋で仰いましたね。覚えています。

先生、先生はわたしのこと、どう思っていましたか。